Diary(主に虫、時々雑談)の最近のブログ記事

fujiwara.jpg藤原新也「書行無常」展に行ってきた。スケールの大きな良い展示だった。いろいろ考えさせられた。
展示会場は、3331 Arts Chiyoda。廃校になった学校を利用したスペース。広い会場で心地よかった。こういうスペースが増えるとうれしい。
講談社出版文化賞受賞記念写真展が始まります。
6月21日〜7月2日まで、会場は秋葉原にある「コダックフォトサロン」

です。
銀塩印画紙にレーザで露光する方法でのプリントが素晴らしので、是非見てください。
注:土曜・日曜は休館ので注意してください。

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ラボの月下美人が咲いた。この花には特別の存在感がある。夜に咲く大きく白い花、数時間の命と強い香り。夜行性のコウモリによる媒介受粉への適応だそうだ。砂漠の月光に照れされた風景が目に浮かぶ。
それにしても月下美人という名称は素晴らしい。台湾総督だった田健治郎の命名らしい。
昆虫の世界でも「スミナガシ」、「コムラサキ」など聞いただけでイメージがわき出る名称がある。学名はともかく、和名はこのような種名を付けたいものだ。
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最近、オーディオブックに、はまりつつある。今日は、「銀河鉄道の夜」を聴きながら、笹子峠で虫採り。旧道を上ると車一台がやっと通れる狭い隧道がある。ここを越えると、銀河鉄道の駅かなとか、千と千尋の世界かなとか。イメージがふくらんで楽しい。
場所と物語の関係を深めると新しい世界が広がるかも。

5:サービス

 では具体的にどんなサービスが考えられるだろう。地域という切り口で、いわゆる全国と異なるのは、どんなところなのか。基本は、「ヴァーチャルとリアルの接近」である。つまりヴァーチャルの世界で得た情報が、リアル世界において身近に存在するということである。ちょっとした助けがほしい・ペットがいなくなった・特売があるなどのヴァーチャルの世界で得た情報とリアルな自分の世界が直結するのだ。そのようなことを端的に表すため、「マイクロ」という言葉を頭につけてみた。マスサービスではなく、個人を対象としてサービスという意味である。

では思いつきながら、具体例を少し示してみよう。

 

●マイクロサイネージ

電子回覧板:住民の誰もが出せる地域限定機能付き広告サービス

(迷いイヌ、手伝い募集、特売情報・・・・・・)

勿論商店の特売などの情報を得ることも出来る

●マイクロモビリティ

 ・宅急便のような公共移動サービス

  (簡単な操作で、自宅まで迎えが来る)

 ・自宅まで来るのが重要

●マイクロセンシング

 ・センサー情報を住民の携帯機から自動発信可能とするシステム

  (危険情報・渋滞情報・気候情報など)

  ・全員参加型環境情報取得システム

●マイクロシェアリング

 ・常には必要でないもののシェアを容易に実現するシステム

  (車、自転車、大工道具、仕事?)

  ・社会企業としての可能性は?

●マイクロヘルピング

 ・近所付き合いを助けるシステム

  (情報機器など使用法、故障修理、緊急時・・)

 ・下町文化の再現

●マイクロブロードキャスティング

 ・誰でも放送局

●マイクロインフォメーションサービス

 ・移動体の到着時間発信

  (バス、ゴミ収集車、宅急便・・・)

●マイクロ回覧板サービス

 ・町会機能の強化

  (町会会議、掲示板、回覧、)

●マイクロクラウドサービス

 ・個人・家庭を対象とした情報管理・ソリューション提供

  (家計簿、家毎の環境評価・分析)

 ・セキュリティ確保が重要、

1)情報提供者からの収益モデル

ネット上に情報を送る場合にだけ料金を払い、受信側は無料という収益モデルである。電話と同じモデルといって良い。一般加入者も発信する場合には、課金される仕組みである。つまり情報を受け取る側は「無料」なのだ。気をつけなければいけないのは、インターネットの場合、電話のような「受信」がない。メールでもWEB閲覧でも「発信」といえないことはない。この区別をつける必要がある。

 

2)全員参加型モデル

道路と同様、地方自治体の住民サービスモデルである。つまり税金により運営する。これを自主参加型にする方策が必要。住民が自ら構築して地方自治体と協力して実施する住民サービスとして構築できるかがポイント。

金は出すが、口は出さない地方自治体。官はインフラ部分を担当して、上位レイヤは住民に任せるというのが基本。官の参入は難しい。どうしても保守的になる。一方で皮肉なことに機器などの「保守」にお金が出にくい。ネット時代になって、様々な情報が公開されるようになった。これからは、地域同士の競争の時代になるという視点が必要だ。

 

3)社会企業モデル

社会的問題解決をビジネスとして取り組む社会企業の視点を地域にも取り入れられないか。デパ地下に行くといつも思う「余った食料は何処に行くのだろう」。食料だけでなく、世の中には様々な無駄があるし、眠っている宝も多い。日本の若者も、このような視点での活動に興味をもち実現してほしい。ワイヤレスブロードバンドサービスは大きな味方になるだろう。

 

また、ドコモ話だけど、気象関連情報に参入らしいね。ケータイ基地局1万カ所に、花粉や紫外線センサーをつけるらしい。これ自体はおもしろいけれど、結局ドコモが抱え込むのだろうね。裸の情報は、誰でも自由に使えるようにしてくれたらおもしろいのに。そうしたって、肝はドコモが握っているので、統計などサービスとしては損しないと思うのだけれどね。
縦統合と横分業のバランスを取るようなことをドコモが率先してくれるとおもしろいのだけれど。駄目だろうね。
もう少し、言うと。ケータイなどにセンサーがついていて、そのれをネットワークが吸い取ってくれるような世界を作りたい。コンピュータやケータイには所有者もさわれない「公共空間」があり、これを利用して一人一人が、意識なしに社会貢献出来るような社会を夢見ている。

動画のドコモ」を目指すとドコモの社長が言っていると、朝日新聞に出ていた。これは、つまり新しいテレビですね。ワンセグで普通のテレビを見ることが出来る。これに加えて「Bee TV」のようなメディアが出てくるということか。

でも、それって、つまらなくない?一部の大きなメディアが一方的にコンテンツを流す構造は同じだ。「YouTube」があるじゃないか。そうなのだ、ここからレベルの高いコンテンツを生み出してほしいのだ。

我が国には、「俳句」、「和歌」の伝統がある。梅棹忠夫さんがこんなことを言っている。

日本の老人は、遊ぷ楽しみ事がいっぱいある。というのはね、日本の老人は基本的に、非常に教養があるんです。そういう教養の高さっていうのは、老後になつてやはりものを言いますね。教養っていうのは、なにもものをよく知つてるとかでなくて、人生の楽しみ方を知つてるということですね。  たとえぽ俳句をつくるなんていうのは、それこそ老人くさいような話ですけど、ちょつと言い方を換えたら、これ詩人ですからね。老人が全部詩人になつてる。驚くべきことですよ。

 

動画の世界で、俳句や和歌のような新しい世界を目指す人が出てきてほしい。多分もう存在するのだと思う。我々一般人が容易にそういうコンテンツのアクセスできるような「編集」を誰かやってくれないかな。

4:ビジネスモデル

インターネットサービスのビジネスは、「広告」が主要モデルである。このモデルを否定するわけではないが、地域という小規模なマーケットを対象とした場合の新たなビジネスモデルの構築が必要になる。

電話のように発信者個別課金の場合、「10%の顧客が80%の料金を払っているといわれていた。つまり沢山使った人が沢山お金を払う仕組みである。これに対して、「定額性」では、80%の料金を払っていた人も他の人と同じ料金となるため、そのコストをあまり使わない顧客が払っているということになる。著しい不平等が起こっている可能性がある。定額制は「スパム」の温床にもなっている。今後ブロードバンド時代が来ればこの傾向はますます顕著になろう。この点も再検討する必要がある。

地域ブロードバンドサービスは、比較的規模が小さい。ということは革新的な試みを実行しやすい環境にある。全国レベルでのサービスの真似をしても何も起こらない。地域レベルでのビジネスモデルの可能性を考えてみよう。

 もう一つの切り口は地産地消である。地域におけるワイヤレスブロードバンド事業は、この分野で活躍しなければならない。リアルな空間での「近さ」を武器に様々な試みを行いたい。鮮度の高い食料の宅配、地域にえこひいきした検索エンジン、出張修理や工事あるいは使い方指導などなど、沢山のことを試したい。そしてそのような試みをサポートできるワイヤレスブロードバンドサービスでなければならない。地域ネットは、地域内で「公平・公正」であればよい。大都市や全国レベルに対して、「公平・公正」である必要はない。