地域WiMAX(2)

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1:将来の地域社会を支えるICTとは
 インターネットの原点は、「相互扶助」にある。オープンで公平なネットワークに一人一人が参加、応分の責任を負い、また、利益を得る。そして、ネットをつなぐネットであるインターネットの核には、生活に密着した地域ネットがある。我々は、近年「ワイヤレス」という手段を手に入れた。それは、インターネットを、「線から面」へ、拡張する。我が国では、既にケータイが普及し、屋外にいるほとんどすべての人が、それを所持している。基盤は確立している。
ワイヤレスは、いつでもどこでもネットへのアクセスを可能にする(ネットへの出入り口の遍在)。また、地域という空間は、ネットでの情報と実生活の関係が深い。ニューヨークでおこったことは、情報としてだけ受信されるが、住んでいる地域での出来事は、実際に駆けつけることが出来る(リアル・ヴァーチャル間距離の接近)。このような環境で、インターネットの理想を実現したい。
それは、「オープン・公平・相互扶助」をキーワードにすべての住人が参加する地域社会である。最近、地域社会の見直しが各所で行われている。それらの多くは、限られた人たちの「ボランティア」活動に支えられている面がつよい。ここで提唱するのは、すべての住民参加であり、それを支えるのが、ワイヤレスブロードバンドシステムである。ここでは、人々は意識しなくても(もちろん意識しても良い)、地域に貢献できる。携帯する機器は、環境情報を取得して定期的にネットに送信する。写真を撮れば、プライバシーに関する情報を除いてネット自動的に送信される。つまり、住民が所有する携帯機器は、所有するものだけでものでなく、一部は公共の所有物と考える(ヴァーチャル公共空間)。このように住民の手で基盤から社会まで再構成される地域社会の仕組みは、地球規模の社会制度構築にも影響を与えると信ずる。

最近、地域社会の見直しが各所で行われている。それらの多くは、限られた人たちの「ボランティア」活動に支えられている面がつよい。ここで提唱するのは、すべての住民参加であり、それを支えるのが、ワイヤレスブロードバンドシステムである。ここでは、人々は意識しなくても(もちろん意識しても良い)、地域に貢献できる。携帯する機器は、環境情報を取得して定期的にネットに送信する。写真を撮れば、プライバシーに関する情報を除いてネット自動的に送信される。つまり、住民が所有する携帯機器は、所有するものだけでものでなく、一部は公共の所有物と考える(ヴァーチャル公共空間)。このように住民の手で基盤から社会まで再構成される地域社会の仕組みは、地球規模の社会制度構築にも影響を与えると信ずる。

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